原材料の遡及調査を30分から約1分に
HACCP第三者機関認証取得も後押ししたクラウド管理
おだし香紡(有限会社沼田)様
有限会社沼田様は、1934年に熱海市で海産乾物の卸売店として創業し、現在は静岡県三島市を拠点に、旅館・ホテル向けの食品製造卸売(ヤマシゲ)、一般消費者向けのだし専門店(おだし香紡)、出汁製品の受託製造、ハラール事業の4つを柱に展開されています。現在は3代目の沼田豊一郎様が代表取締役を務められています。
導入前の課題
各部門からの製造依頼をもとに、製造責任者がExcelの帳票で製造計画をまとめ、製造作業者が確認・作業を行い、結果を報告書に記録するという流れを、Excelと紙で管理していました。Excelと紙に情報が分散しており、製造計画や実績の全体像を共有・確認するのに手間が掛かっていました。
Q. Excelでの管理では、具体的にどのような場面で困っていましたか?
A. 年間の製造量を把握するには複数のExcelや紙の記録を集計する必要があり、時間がかかっていました。また、関数を組み込んだExcelでは、編集によって数式が変わってしまい、修正に時間を要することもありました。
採用の決め手
複数のクラウドサービスを比較検討する中で、特に重視していたのが「連動ドロップダウン」と「帳票出力」の機能でした。PigeonCloudは、これらの機能が標準で搭載されており、追加の仕組みを用意することなく利用できる点に魅力を感じました。また、製造現場ではタブレットで使用することを想定していたため、操作性の面でも自社の運用に適していました。さらに、導入しやすい価格設定であったことも含め、機能・操作性・価格のバランスを総合的に検討した結果、PigeonCloudの導入を決定しました。
導入の進め方も好印象でした。1ヶ月の体験期間中にPigeonCloudの担当者と2回打ち合わせを行い、実現したい管理方法をその場で実演しながら確認し、疑問点を解消したうえで契約に至りました。
Q. 導入の進め方はいかがでしたか?
A. 最初に、こういう管理がしたいという要望を伝えたところ、その場で実演しながら実現方法を見せてもらいました。1ヶ月の体験期間の終わり際にもう一度打ち合わせの機会をもらい、分かりづらかった部分を確認したうえで、契約をお願いしました。非常に理想的な流れだったと思います。
導入による効果
製造管理をPigeonCloudに集約したことで、ノーコードで運用できるようになり、Excelのように数式を組んだファイルを個別に管理・編集する必要がなくなりました。その結果、数式の変更や崩れによるトラブルを気にせず、安定して運用できるようになりました。
また、2024年の工場リニューアルとPigeonCloud導入を同じタイミングで進め、2025年3月にはHACCPの第三者機関認証を取得。認証の申請資料には、PigeonCloudでの記録管理体制についての説明も含めています。
また、2024年の工場リニューアルとPigeonCloud導入を同じタイミングで進め、2025年3月にはHACCPの第三者機関認証を取得。認証の申請資料には、PigeonCloudでの記録管理体制についての説明も含めています。
弊社では、HACCP第三者認証の運用の一環として、年1回、クレーム・リコール対応を想定した演習を行っています。原材料までさかのぼる調査に、以前は30分ほどかかっていたものが、PigeonCloud導入後は約1分に短縮されました。
Q. その変化について、率直な感想を聞かせてください。
A. 以前は原材料まで遡るだけでかなり時間がかかっていたので、正直驚きました。本当に助かっています。
Q. 数字で表せるような導入効果はありますか?
A. PigeonCloud導入前と比較すると、製造量が増えているにもかかわらず、製造に関わるパートタイム従業員の総勤務時間は約19%減少しています。他の施策も併せて実施しているため、PigeonCloudだけによる効果とは断定できませんが、製造計画の可視化や記録・確認作業の効率化も一因になっていると考えています。
PigeonCloudの導入を検討している企業様へ
「表計算ソフトや紙での管理でも業務を行うことはできますが、情報量が増えてくると、確認や共有にどうしても時間が掛かるようになります。PigeonCloudは、自社の業務に合わせて柔軟に仕組みを作ることができ、製造現場でも無理なく運用できています。また、製造現場のクラウド化は、単なる業務効率化だけでなく、製造記録や作業手順、トレーサビリティ情報を一元的に管理できることにも大きなメリットがあると感じています。食品製造では記録を正確に残し、必要な情報をすぐに確認できることが重要です。最初はクラウドで製造管理の仕組みを作ることにハードルを感じる部分もありましたが、PigeonCloudは専門的なIT知識がなくても運用しやすく、サポートも受けながら構築できました。現在の管理方法に少しでも不便を感じているのであれば、一度試してみる価値はあると思います。」
インタビューでも、「属人化せずに誰でもできる状態を目指したい」という思いから、今後もPigeonCloudの活用を広げていきたいと話していただきました。「現場でも無理なく定着しており、今後はさらに活用範囲を広げていきたいと考えています。」とのことです。

