Excel管理で起きがちな3つの行き詰まり
最新版がどれか分からない
共有フォルダと各自のPCにファイルが分散し、どれが最新か分からない。更新のたびに版が分かれてしまう。
場所と内容を知る人が限られる
重要な情報が個人のPCの1ファイルだけにあり、担当者の不在・退職で業務の継続に支障が出るおそれ。
紙とExcelの二度手間
印刷して現場で確認し、その結果をまたExcelに入力する。同じ情報を2回扱うことになる。
効果を確かめるには、導入前に「担当者への確認回数」「情報を探す時間」「転記にかかる時間」を測っておくのがおすすめです。
移行の進め方
業務を止めずに移すための、基本の4ステップです。実際に移行した会社の進め方は下の事例をご覧ください。
対象と目的を決める
どのExcelから移すか、担当者と目的を決める。担当者の頭の中にしかない情報も書き出し、列(項目)の名前をそろえる。
試験的に取り込む
代表的な台帳をExcel・CSVから取り込む。データの取り込みと、計算式・帳票・マクロの再現可否は分けて確認し、作り直す部分を洗い出す。
権限を設定して試用
部署・役職ごとの閲覧権限を設定し、利用者に実際の業務で試してもらう。集計結果が元のExcelと一致するかを照合する。
切り替えと運用ルール
切り替え日と運用担当を決め、Excel側の更新を止める。期限のリマインダーや承認フロー、チャット通知は必要に応じて追加する。
費用の目安: 月額5,500円(税抜)〜/5ユーザー。初期セットアップ支援(テーブル設計からデータ移行までの代行)は8万円(税抜)〜で、対象台帳・データ量・整備状況に応じて作業範囲と費用を見積もります。
移行した会社の事例
株式会社開成測量設計社様(測量設計)
情報共有の改善に加え、将来にわたって社内情報を蓄積・活用する基盤づくりを目指して導入されました。効果は担当者による定性的な評価で、数値は把握されていません。
導入前
受注情報、機器・車両などの資産、社員の基本情報や資格、休暇申請などを約10〜15個のExcelファイルと紙で管理。ファイルはNASや各担当者のPCにあり、特定の人しか場所や内容を把握していない状態。
選んだ理由
複数サービスを評価指標で点数化して比較。試用でカスタマイズなしにほぼ理想の形を構築できたこと、CSV更新による管理のしやすさ、社内テストで概ね好評だった操作性、同社の利用形態に合う同時ログイン数プランが決め手。
導入後
「情報が一元化されたことで、担当者に確認しなくても必要な情報を自分で確認できる場面が増えました」。技術・営業・総務・人事の各業務で利用が広がっています。
| 業務 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 受注情報 | 金額・概要・データの所在を担当者のExcelで管理。確認には担当者への問い合わせが必要 | 技術・営業が必要なときにすぐ確認できる |
| 備品・消耗品 | Excelを印刷して確認し、結果をまたExcelに入力 | タブレット等からその場で更新。発注情報も同じ場所で共有し、重複発注を防止 |
| 休暇管理 | 紙で申請。残日数は上長に問い合わせ | 各自がすぐに残日数を確認。役職・勤続年数に応じた付与や時間単位の取得にも数式で対応 |
その他の活用業務(6件)
- 上長との面談記録(関係者だけに閲覧権限を限定)
- 社員の基本情報・資格情報・資格証データの管理
- 目標設定シートなど人事情報を本人が直接登録
- 社内の共有事項・相談を集める「色々情報ボックス」
- Webサイトの問い合わせフォームと対応状況の管理
- 社長への依頼を管理するワークフローとChatworkリマインド
